TRPGはコミュニケーション向上を手助けするツールとなるか!?
少し前の記事になってしまうのですが、我が友、みつかちゃんの
客観的に見るって何を?
と言う記事を読んで、ちょっと考えたことがありまして。
色々書いてあったんですが、私がピックアップしたのは、ここ。
今学校の売店でバイトしてますけど、夜は居酒屋でバイトしてますけど、確かに(中略)コミュニケーション能力が怪しいというか、態度がでかいというか…表面的、自分勝手な人が多くなってきてる気もします。
まあ、私もそこまで人付き合いがうまい方ではないのですが、やっぱ最近多いんですかね〜?
これを読んで、TRPGやってても、そう思うことが凄く多かったのを思い出します。
でも、TRPGって究極のコミュニケーションゲームじゃないですか?
本来なら、TRPGを経験していれば(特にコンベンションなどに行けば)コミュニケーション能力が上がっていく、もしくは、そういう意識を持つようになると思うのです。
なのにも関わらす、コンベンションでの苦い経験談が後を絶たないのは何ででしょう?
ご存知の方ばかりだと思いますが、
そもそもTRPGとは、テーブルトーク・ロールプレイングゲームの略です。
ロールプレイングは学校でも、
もしも○○だったら…
を疑似体験し、それについて考えるといった趣向の授業でも使われています。
私も昔、「安楽死」の是非について、安楽死を希望するおじいちゃんがいる孫、っていう役を与えられて考えさせられました。
つまり、そもそもTRPGは自分以外の誰か、何かのつもりになって、考えることをするゲームな訳です。
じゃあ、何だって、好きで(遊びですから)そんな事やっている人たちが、一緒に遊んでいる人のつもりになって、
あの人は楽しんでるかな? 難しい顔をしているけど…。
私があのPC②さんだったら、私がここで出てきた方が嬉しいな。
このシナリオだと、GMはこういう方向で行って欲しいんだろうな。
とか、どうして考えられないんだろう。
って、結構真面目に思ってしまいます。
このご時勢だと、もしかして私の方が少数派で、変な人なのかもしれません。
でも、自分だけがいい思いをしようと思って頑張っても、他の人をつまらなくさせては、結果的にその卓は、面白くない卓になってしまうと思います。
相乗効果ってありますよね?
TRPGってまさにそれで。
自分が周りを考えて、50%くらい自分の意向を反映させていたら、残りの50%は、他の人が、自分が考えてくれたことよりも、もっと面白いことをやってくれる。
だから、自分ひとりが作るよりももっと面白いものが作れる。
(これはシナリオ重視に限ったことではないと思いますよ!)
それが私がTRPGをしている理由の一つな訳で。
私が見ていると、自分の意向を100%反映させようとしている人は、結構多い気がします。
もしくは、80%の中に、周りが嫌だと思うことが入っていたり。
(まあ、後者は自分で見つけるのが難しくはありますが…)
最近はTRPGはマイナーですから、
「それなんですか?」
って聞かれるだけで済みますけど、もしそこそこの知名度があったら、世間様ではかなり酷いいわれようすると思います。
でも、私は、TRPGって物語を作る究極のグループワークだと思うし、そういう方向で進んでいって、知名度が上がったら、
最近のコミュニケーション不足を、楽しみながら補うことが出来るゲーム
として知られる事だって、可能だと思うんです。
…言い過ぎ?? …かもしれませんが(^^;
今回は、コンベンション中心に、凄く個人的なことを書きました。
多分、同意してくださる方も反論がある方もいろいろいらっしゃると思います。
でも意見がどちらであるにしても、TRPGプレイヤーとして、もう一度、このような事を考えていただけたら幸いです。